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新大工町地区のみほこ歯科クリニックです。

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〒850-0015 長崎県長崎市桜馬場町1-2-1 (月光スタジオ隣3F)
FAX 095-826-2277

みほこ先生のコラムが長崎新聞に掲載されました。

お口の相談室

【問い】右下の奥から2番目と3番目の歯を抜歯しました。入れ歯を作ることを勧められましたが、金属が見えると聞きました。他に方法はないでしょうか。そのままではよくないでしょうか。
(長崎市、63歳女性)


【答え】歯が欠損してしまった場合、その対応方法は四つあります。

一つ目はブリッジといって両隣の歯を削り土台にして、橋を架けるように冠をつなげてかぶせる方法です。これは、抜いた歯の両隣に、丈夫な歯がないとできません。また、歯を削る量が多くなってしまいます。固定式ですので、かみ心地は義歯(入れ歯)よりも自分の歯に近いと言われています。


 

二つ目はインプラントという人工の歯根を顎の骨に埋め込み歯を作る方法です。隣の歯を削る必要はありません。まるで自分の歯のようにかむことができますが、顎の骨の状態がよくないとできません。


三つ目は義歯です。ご質問のように義歯をとめるために金具を他の歯に引っ掛けるので、笑った時に金属が見えてしまうことがあります。
 

しかし最近では金属をほとんど使用しない義歯を作ることができる場合もあります。

どちらの場合でも、ほとんど歯を削らずに作ることができます。義歯は、一般的にかみにくいといわれますが、うまく使いこなして、なんでも食べることができる方もいます。

四つ目は、何もせずにそのままにしておく方法です。顎の関節に異常がなく、その他の歯の状態がよければ、そのままにしておいて問題がない場合もあります。

ただ、相談者の場合は、なくなった右下の歯と互いにかみあっていた右上の歯が出て(伸びて)きてしまい、歯並びやかみ合わせが悪くなってしまう可能性があります。
 

いづれの方法にしても、かかりつけの歯科医とよく相談して、納得してから治療を受けることをお勧めします。



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